シルバーエイジのcledor’s blog

シルバーエイジの為の心と身体に潤いを届けたい。充実したシルバーライフを送るために、旅行に行ったり、日帰りでお出かけしたり、より人生を楽しくするようシルバーエイジのための情報をご案内します。

感動!台湾(サツマイモの形の島は見どころ満載)❷

台南・高雄・鹿港・台湾高速鉄道

  • 台南駅から車で約5分、『延平群王祠(えんぺいぐんおうし)』

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オランダに支配されていた台湾を解放へと導いた鄭成功を祀る廟。鄭成功の父である鄭芝竜は長崎平戸に滞在中、日本人女性である田川氏と結婚し、1624年に鄭成功が誕生しました。中国大陸の明朝は台湾に進出してきたオランダに対抗するため、父の鄭芝竜を台湾に向かわせました。その後中国大陸では明朝に代わり清朝が成立すると、父の鄭芝竜は抵抗してきた清朝に殺されてしまいます。残った鄭成功は父の意志を継いで1661年に2万5千の大水軍を率いてオランダの台湾拠点を攻撃し、翌年にはオランダの台湾支配は終わりを向かえ、その後22年間にわたって鄭氏3代による漢人初の台湾政権が誕生しました。

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鄭成功の後を子である鄭経が継ぎ、孫の代で弱体化して1683年に清朝に征服されてしまいます。母が日本人で幼少の頃を日本で過ごしたと言われている鄭成功を祀る廟は、日本人にとっても身近に感じることでしょう。

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庭の木にリスの姿を見つけ、かつては台湾の首府だった台南の町中で、思いもよらぬ自然に触れられた気がしました。

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  • 赤嵌楼(せっかんろう)』

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台湾に進出したオランダ人が1653年に建てた城。1661年に『延平群王祠』に祀られている鄭成功に攻められ、長い歴史を経て現在は、西側土台部分の正門と東北側に稜堡(りゅうほ)部分が残っているのみといわれています。

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オランダ人を排除し鄭成功の政権が始まると、プロヴィンティア城(普羅民庶城)という名前を改め、『赤嵌楼(せっかんろう)』と呼ばれるようになりました。

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“赤い”レンガを“はめ込んで”造った“楼”という意味なのでしょうか。入口手前の海神廟は2階へと上がる階段はとても狭くキシキシと音をさせながら注意して進むと、中庭や敷地の外を見渡せるバルコニーがあります。

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また海神楼の後ろにある文昌閣の2階には学問の神様が祀られていて、その姿は右手に筆を持ち、奇妙なポーズですが、なんと力強いパワーがあり合格祈願に訪れる人が多いのだそうです。

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  • 高雄に行ったら、ぜったいに外せない観光地『連池譚(れんちたん)』

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ここを訪れる人は約100%、龍虎塔の中をくぐると言っても言い過ぎではないほど有名なスポットです。

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開運効果があると言われる龍虎塔ですが、それだけでこんなに人を寄せ付けるのでしょうか?

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台湾では一番良い動物は龍で、一番悪い動物が虎と信じられているそうです。その龍と虎が大口を開けて並んでいます。そのカラフルな色あいは自然と足を向けてしまうほど効果があり、スルーするのがもったいないと言わんばかりに人々は龍の大口の中に吸い寄せられていきます。そして虎の口から外へ出ると、災難から遠ざかり、福に恵まれるということです。

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塔の内部は陶で出来た壁の中を進みますが、それは親孝行のストーリーが描かれているのだそうです。

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連地譚の周辺には、龍虎塔だけではなく、医者の神が祀られた慈済宮、春秋閣、啓明堂、孔子廟など、1日かけて廻るほどです。

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台北から高速鉄道を利用すれば90分ほどで高雄に到着、そこからタクシーに乗れば連地譚の龍虎塔の前に到着です。高速鉄道開通のおかげで高雄まで日帰りが可能になりました。台湾旅行の楽しみはいろいろとありますが、より南国の香りがする高雄の観光も楽しい事の一つとなります。

 

  • 道教で崇める少年神を祀る高雄『三鳳宮』

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1672年に建てられたという約350年の歴史を持つ寺廟で、台湾南部の道教の聖地といわれています。

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火災による焼失でこの地に1971年に再建されたということです。地元の参拝者も多く訪れており、細工が施された装飾が素晴らしく、丸い提灯が吊るされた様は夜の参拝がお勧めです。

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  • 観光地化されている中でも台湾の昔に触れられる『鹿港(ろっこう)』

台湾ではルーガンと発音するそうで、台湾第二の都市という時期もあったようです。

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海に近いため風が強く、砂が飛んでくるなどの気象条件を考えて、狭い路地が入りくねり、見上げても空の空間が少ない町並みですが、観光地化されてはいますがきれいに舗装された狭い路地は早歩きを忘れて自然とゆっくりと歩くほどに時がゆったり動いている気分にさせてくれます。

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また、ここで生活している人々がバイクに乗って買い物をする姿を見ると、昔の台湾に触れることができ、活気あふれる場所もあり、鹿港という老街に親しみさえ感じます。

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台北市南港駅から南の高雄市佐営駅を結ぶ高速鉄道は、在来線で約4時間かかっていた時間を最速1時間30分に短縮されました。日本の技術が輸出されて出来上がった高速鉄道の車両を見るとオレンジ色に塗られた日本の新幹線700系と思うほど馴染みがある形をしています。台北から高雄は日帰り圏内になり、さらに台湾全土をぐるっと1周している鉄道に乗れば、東海岸を通ってその日のうちに台北まで戻ることができるようになりました。台中駅のホームで高速鉄道を待っていると、ラッピングされた車両が入線してきました。時速300kmでは走り抜けるレールはほぼ直線で勾配も少ないと思われるほど快適でした。

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