シルバーエイジのcledor’s blog

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感動!台湾(サツマイモの形の島は見どころ満載)❹ “国立 故宮博物院”

  • 世界四大博物館のひとつ 中国歴代皇帝のお宝多数『故宮博物院

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世界四大博物館とは、どこの国の博物館を指すのでしょうか?

フランスのルーブル美術館アメリカのメトロポリタン美術館、ロシアのエルミタージュ美術館、それに故宮博物院とのことですが、それならばイギリスの大英博物館やスペインのプラド美術館は外れてしまいます。まぁ、一つくらいアジア地域が入っていたほうが世界を比較したというリアル感が出るのかもしれません。しかし、故宮博物院に展示物を見ると8000年前といわれるものから、初めて中国を統一した秦の始皇帝時代のもの、隋・唐・宋・元・明・清の歴代皇帝のものと、中国大陸の芸術文化の奥深さを感じさせます。皇帝の命を受け、作者が命がけで作り上げたものもあり、人間の持つ究極の技を凝視するとその凄さに言葉を失うくらいです。完成した途端にご褒美どころか、技を封印するために殺されてしまったという話を聞くと、一生を捧げた作品には作者の魂を感じます。

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2014年6月24日から9月15日の期間には東京国立博物館、特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」が開催されました。期間中の7月25日、約1ヵ月で20万人の人が訪れたといいます。日本でも大変な人気ぶりで、その展示物の目玉である『翠玉白菜(すいぎょくはくさい)』は、私が訪れた時には目にするまで4時間以上の長蛇の列に並ばなくてはならないほどでした。そこで残念ながらパスをした思い出があります。東京で、会えずじまいの翠玉白菜でしたが、台北へ行き、中国人観光客に押されながらガラスに顔を近付け、魂のこもった翠玉白菜を目前にしました。

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翠玉白菜(18世紀~19世紀) 故宮博物院展示物の中で、最も人気のある代表作

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肉形石(18世紀~19世紀) この豚の角煮は、皇帝が居住して日常の政務を執り行う紫禁城(しきんじょう)の養心殿(ようしんでん)で鑑賞されていた

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青花龍文大瓶(15世紀) 素地の白さに映える濃厚な青色は、イスラムからもたらされた上質の顔料が用いられた

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藍地描金粉彩遊漁文回転瓶 内側が回転し、描かれた金魚が現れる仕組みになっている苦心の作である

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粉彩透彫雲龍文冠架 (1736~1795)

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散氏盤(紀元前9世紀~)

 


故宮博物院には、約70万点の所蔵品があり常時展示している100品目を除いて3~6カ月おきに展示品を入れ替えているそうです。すべての展示品を見るには、10年以上の歳月が必要といわれています。

台北に訪れたら、決して外すことができないスポットです。

 

しかし、単独行動でガイドさんがいない場合は見るべきものを逃してしまいがちです。事前に調べておくことをお勧めします。インターネット上で多くのサイトで故宮博物院は紹介されていますが、お勧めのサイトをリンクしておきます。

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