シルバーエイジのcledor’s blog

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感動!台湾(知られざる人気スポット)❽“台湾の最北端 淡水、北投温泉”

台湾旅行の定番といえば、台北台北101故宮博物院士林夜市九份

しかし最近、穴場スポットとして静かなブームになっているのが台湾北海岸エリアです。

東シナ海に面した台湾北部は日本人観光客にあまり知られていませんが、淡水駅はMRTの終着駅で台北市内から40分ほどで到着します。夕陽の美しいことが有名な淡水は、オシャレなカフェやお土産屋、歴史的建造物もあって遊歩道を散策すれば、リゾート気分にもなれリラックスした旅を味わうことができます。

 

  • 歴史あふれるリゾート気分に浸る「淡水」

淡水は、1624年にフィリピンのマニラから来たスペイン人がこの地を占領し、要塞を築きました。その後1642年にはスペイン人に代わって台南から来たオランダ人がこの地を占領し、2年後の1644年に要塞を再建し、その姿は現在も紅毛城(こうもうじょう)として残っています。1662年に鄭成功がオランダ人を駆逐した後に台湾北部に進出しこの要塞を防衛拠点にしましたが、明朝から清朝時代に代わるとその後、清朝の台湾北部の統治拠点としての役割を担ってきました。1867年以降イギリス政府に租借され、スペイン人のセント・ドミニカ要塞からオランダ人のアントニー要塞、鄭成功政権、清朝、イギリス政府と移り変わってきました。

 

  • 高良質な温泉「北投温泉」

 東シナ海を望む台湾原住民の地を、アジアの他国が占領したという歴史が、この淡水の街の風景を形成しています。そして台北から交通アクセスが悪い淡水にMRTが開通すると観光地化が進み、居心地のよい観光地へと変貌を遂げます。

台湾でトップクラスの温泉、北投温泉(ベイトウ ウェンチュエン)は台北市内から約12kmととても近い距離に位置しています。MRT淡水信義線に乗り北投駅で乗り換えて、1駅で新北投駅に到着します。新北投駅から徒歩で2~3分の場所にあり、もちろん台北市内からも日帰りが可能です。

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北投温泉といえば、1905年に台湾博物館に勤務していた岡本要八郎によって発見された北投石が有名です。ラジウムを微量に含んだ湯の花が、数千年という長い時間をかけて石灰化した石です。この石は世界で、秋田県田沢湖の湯治で有名な玉川温泉とここ北投温泉の2か所しか産出されないと言われているほど貴重な石です。多くの臨床実験の結果、さまざまな疾病に特効があることが実証されて、多数の実験結果が発表されています。1923年には昭和天皇も皇太子時代に、北投温泉を訪れたことがあるそうです。

北投親水露天公園の中には、洋館の「北投温泉博物館」があります。1階には大浴場、2階はレストランと娯楽施設があります。日本の高級旅館「加賀屋」も北投温泉にあり、温泉街を散策したり、また実際に温泉につかったりして、高良質な温泉を楽しむことができます。台北に来たら必ずといってもよいほど北投温泉に来るという日本人もいるそうです。

 

 台湾北部の魅力を効率よく廻るには現地ツアー参加するのもお勧めです。4名以上が集まれば、日本語ドライバー貸切専用車で送迎、北投温泉で博物館見学や湯につかり、淡水の街を散策しながら紅毛城や名物料理をパクついて、気軽に効率よく観光できるツアーを紹介しておきます。

淡水、北投温泉を日本語ドライバー貸切専用車で現地ツアー


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