シルバーエイジのcledor’s blog

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日本と馴染みが深い、ポルトガルの世界遺産を巡る旅へ出かけましょう!

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南蛮人渡来図

15世紀半ばから17世紀半ばにかけての約200年間はヨーロッパ人がアフリカ大陸、インドからアジア大陸、アメリカ大陸などの海外に進出した時代でした。大西洋の高波の中、ポルトガルとスペインは競い合って遠洋航海に乗り出したという時代の背景があります。強固なカトリック教国であるポルトガルやスペインは航海に宣教師を連れ添わせて、キリスト教の布教活動も行いました。

現在もポルトガル国内だけではなく、中国のマカオやマレーシアのマラッカなどに残されています。

 

ポルトガルは、アフリカ大陸に沿うように南下し、1498年にヴァスコ・ダ・ガマがアフリカ南端の喜望峰を廻ってインドまで到達しました。貴重だった香辛料などをポルトガルに持ち込みます。アジアとヨーロッパを結ぶ交易で首都リスボンは繁栄をします。

1543年にはポルトガル人が鹿児島県種子島に漂着します。それがちょうど今年で475年前になります。この時、日本人は初めて鉄砲というものを知ることになります。当時、戦国時代だった日本にとって戦い方が大きく変わることになりました。

日本が初めてヨーロッパと交流を持ったのが、ポルトガルということが言えます。

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鹿児島県 種子島

火縄銃だけではなく、ボタン、タバコ、コンペイトウ、カルタ、チャルメラ、カステラなどのポルトガル語がそのまま残り、南蛮貿易によって日本人は初めてヨーロッパの文化を知ることになります。

織田信長フロイスの親交や天正遣欧少年使節リスボン、シントラ、エヴォラなどの訪問等、人の交流も始まりました。

なぜかポルトガル人は、とても日本人に近く性格的にも相性が合うタイプの国民性だとも言われています。ポルトガル人は真面目、謙虚、穏やか、控えめ、オブラートに包んだ会話、髪も瞳も黒。まさに日本人のことを説明しているようです。

ポルトガルの首都、リスボンの西部ベレン地区のテージョ川岸に大航海時代の記念碑である『発見のモニュメント(パドラオン・ドス・デスコブリメントス)』があります。

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1940年の制作された記念碑は高さ52mでキャラベル船の船首の曲線を模した形がコンクリートで描かれています。現在の記念碑は1960年大航海時代初期の重要人物であったエンリケ航海王子の没後500年の記念行事に合わせて再度制作し直したもので、エンリケ航海王子テージョ川を見下ろし、さらにその後方に同時代の探検家、芸術家、科学者、地図の制作者、宣教師、約30名のポルトガル人が彫刻されています。過去の栄光の時代のロマンをこの記念碑に表現したものだと感じられます。

そして、記念碑の内部にはリスボンの歴史が展示され、頂上にはエレベーターで昇ることができます。記念碑の正面にある石畳をよく見ると、1960年に南アフリカ共和国から贈呈されたポルトガルの航海士が廻った航路が描かれた地図がモザイクで造られています。

ポルトガルが発見した西暦が書かれていますが、地図の中の日本の部分を見ると、『1541』という西暦が刻まれています。鹿児島県種子島に伝えたとされる1543年ではなく、2年前の西暦になりますが、実は種子島へ来る2年前にすでに豊後(大分県)に漂着して日本を発見していたそうです。

テージョ川の船を監視するため要塞がベレンの塔で、ヴァスコ・ダ・ガマのインド洋航路発見とマゼランの世界一周を記念してマヌエル1世により16世紀に造られました。3建ての石造りでポルトガル独特のマヌエル様式の四角い塔で、当時は1階が牢獄、2階は砲台、3階はテラスがある王族のための居室もあったようですが、現在は博物館として利用されておりユネスコ世界遺産に登録されています。

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ベレンの塔

大航海時代は、航海術の発達と多くの富をその国にもたらしましたが、その一方で植民地化も進みました。民族の文化は破壊され、多くの犠牲者を生むことになった国もあります。

日本は、初めてヨーロッパ文化に触れる機会となり鉄砲やキリスト教など、その後の日本の歴史に大きく影響をもたらされました。

そして、ポルトガル人が鉄砲を伝えた鹿児島県種子島、現在は宇宙に向かう出発拠点となっています。ポルトガルにはロカ岬というユーラシア大陸最西端の岬があります。ポルトガル人はこの岬から「ここは地の果て、海が始まる」と大航海を夢見たことでしょう。日本人は種子島の空を見上げ、「ここから日本の宇宙が始まる」と人類に役立つ平和利用のための未知なる宇宙への大航海へと出航していくことでしょう。

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ロカ岬

 

そんなポルトガルへ旅に出て、大航海時代の歴史に触れてみてはいかがでしょう。

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ポルト歴史地区

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谷間の真珠 オビドス

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コインブラ大学

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ジェロニモ修道院

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発見のモニュメント

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